1.ストーリー
『金が返せねぇなら、奥さんには身体で払ってもらおうかな?』
上村祐樹とその母・由美子は、
ボロいアパートでつつましい生活を送っていた。父の経営していた会社が倒産してしまったため
由美子はパートで生活費を稼ぎ、祐樹もアルバイトをしながら
学校に通っている。優しく、逞しく、自分を大切にしてくれる母親。
多少貧乏であっても、祐樹は満足した生活を送っていた。―――難波という男が訪ねてくるまでは。
違法な金貸し難波は、父親の借金の取り立てに来たのだ。
元金300万に加えて、莫大な金利を要求してくる難波。借金を返済する当てのない由美子に、難波が提案する。
『俺たち表じゃ出せないようなドエロい動画を売ってんだよ。
奥さんには、その動画にAV女優として出てもらうとしようか?』家族のために、その提案を引き受ける由美子。
母がAV女優に……とショックを受ける祐樹。そんな祐樹に、難波が更なる提案を持ちかける。
『お前の母親のエロ動画、お前が編集しろよ』と。