
達男は悪夢を見る程の不安に駆られ、寝付けない夜を過ごしたが…翌朝、まふゆからいつもの様子で何事も無かったかの様なメッセージが届いていた。
良かった!やっぱり何も無かった。自分の考え過ぎだった!
安堵し、清々しい気持ちで登校する達男。待ちに待った部活の時間。まふゆに会える事。何気無い日常の幸せを、噛み締める様な気持ちでいた達男だったが、どうもそのまふゆの様子がおかしい。猿田はやけにまふゆに馴れ馴れしく、いやに距離感が近い。
…払拭されたはずの昨夜の不安が蘇ってくる。そんな達男の目の前で、猿田は堂々と、二人で部活を抜け出そうとまふゆに持ち掛ける。憤慨する達男。何を言っているんだ、そんな事先輩が応じる訳ないだろう。
数分後、部室に二人の姿は無かった。
まふゆは自分ではなくぽっと出の猿田を選び、部室を後にした。その揺るがない現実が、一人部室に取り残された達男に重くのしかかっていた。
一方、まふゆを部屋に連れ込んだ猿田は、優越感にたっぷりと浸りながら思う存分まふゆの体を味わっていた。達男の見た悪夢が現実となっていく。







