
彼女たちは学園全体のカースト上位にいる存在だ。
全員アイドル顔負けの美少女で、反則級のカラダを持つ。
そして男女問わず大勢から好かれる憧れの的のような女子たちた。
しかし彼女たちの差別意識は強く、優秀な生徒が多い学園に不釣り合いな
陰キャキモメンの俺に対しては見下してきて罵ってくる始末だ…。そんな悶々とした日々をおくっていると忘れがちだが、世界は危険な状態に陥っている。
人造魔物を製造する技術を持った、とある結社がテロ活動を行なっている昨今。
その魔物は、人造とはいえ超常の力を持っているため通常兵器があまり効かない。そのため、政府の特務機関はこの結社と似た技術を開発し、
適合者に特殊な力を持たせ「変身」させて対抗しているのだ。適合者は重要機密事項であるため、政府関係者以外でその正体を知るものはいない。
そんなある日――
俺は秘密結社からの贈り物で魔物の力を手に入れることになる。



