1.ストーリー
幸せそうな家庭を見るとモヤモヤする。
俺は独身。スーパーでストレスだらけの仕事をしている。
正直辞めたいが、辞めたからって俺の生活が良くなるもんでもないので惰性で続けている。
彼女ができて結婚でもしていれば、何か俺の人生は変わっていたんだろうか。だから朝帰りに、となりの部屋に住む「幾原」家と顔をあわせると、妬ましくてしかたがない。
夫婦と息子ひとりの3人家族。幸せな毎日に、希望に満ちた将来。俺とは真逆だからな。特に気になるのは…やさしく、服の上からもわかるエロいカラダつきのママ「あゆみ」さん。
「クソッ! ダンナの奴、いい女孕ませやがって! 俺もあんな人妻とセックスしてえよ!」
キツい日常からの現実逃避。幸せな家庭を築いた男へのささやかな抵抗。
俺はあゆみさんのカラダを好き放題にする妄想ばかりをしていた。そんなある日、俺は仕事場のスーパーで万引きしている子どもを捕まえた。
なんと、そいつは幾原家の息子だった。
あゆみさんを呼び出し、家庭事情を聞くと…息子は受験を控えているそうだ。勉強のストレスで魔が差したのだろう。……またとないチャンスだった。
「万引きが学校にバレると、いろいろと受験に影響が出ますよね」
「息子さんを守りたければ…奥さんがなにをしたらいいのか、わかってますよね?」そして俺は、あゆみさんのカラダに手を伸ばして、妄想を現実にした。